みなさん、こんにちは。
時雨です。
本日は全国の犬塚巡りへ行った時の内容を記事にしています。

全国の犬塚を周って記事にしたいと思っています。
犬塚とは、犬を弔うために建てられたお塚やお墓のこと。飼い主の犬に対する想いが感じられたり、犬の伝説があったり、忠犬や名犬のエピソードがあったりします。
今回訪れたのは滋賀県・大津にある「犬塚の欅」です。
大津市は近年テレビなどでも話題になっているエリア。

豊かな自然と歴史的な街並みがあり、観光地としても居住地としても人気があるという話です。大津市は京都市街よりも地価が安く、利便性が良いため、ファミリー層に人気があるようです。京都駅まで電車で約10分なので、京都に買い物へ行くのにも便利ですね。
滋賀県の彦根市は定期的に行くのですが、「なぜ滋賀県は県庁を京都寄りの大津にしたのかな?」と考えてしまいます。彦根市は彦根城という観光名所がありますが、シャッターが閉まった店が多く、もし県庁が彦根にあったら「この光景も変わっていたのかな?」と思いました。
話が脱線してしまいました。滋賀県は琵琶湖のイメージが強いのですが、大津は都市という表現がしっくりときます。そんな街中に「犬塚の欅」は根を下ろしているのです。
「犬塚の欅」は情報があまりないため、近くにある「大津市歴史博物館」に電話をして聞き込みを行いました。
余談ですが、「犬塚の欅」はYouTube撮影で行きました。「大津市歴史博物館」の学芸員の方に電話をした時のことです。私は「何の目的で調べているんですか?」と聞かれ「個人的に犬塚が気になっているのと、YouTube撮影です!」と答えたら、少しの沈黙の後「それは珍しいですね」と答えが返ってきました。
普段、犬塚の欅を調べている人はいないのかもしれません。
犬塚の欅について

大津市指定文化財天然記念物 犬塚の欅
欅はニレ科、ケヤキ属の落葉喬木で、山地に自生していますが、人家の周辺に移植されて大樹になることが、しばしば、あります。犬塚の欅は、老大樹として注目をとどめるだけでなく、この樹にまつわる伝説についても有名です。
それは、京都から大津へ難を逃れてやってきた蓮如上人が、上人の人気を心よく思わなかった他宗の門徒によって毒殺されようとした時に、忠犬が身代わりとなって死んだので、この犬を埋めた塚に、欅を植えて弔ったというお話です。
-犬塚の欅 案内板より-
学芸員の方に取材をした話をベースに、もっと細かく「犬塚の欅」の話を進めます。京都に浄土真宗の東本願寺というお寺があるのですが、それの別院が大津にあります。
【京都の東本願寺】

【大津市にある別院】

別院に第八代・蓮如上人という方がいて、寺の宗主継職をしていたのですが、受け継いだばかりの時は参拝者がほとんどいない状態でした。

第八代・蓮如上人は持ち前の発想や頑張りで、お寺の人気が回復していったそうです。人気が出てくると妬みも出てくる訳で、蓮如上人を快く思わない勢力が出てきました。「大津市歴史博物館」の学芸員の方によると、蓮如上人のライバル的な方に目をつけられていた説があるそうです。
ある時、蓮如上人が大津の地で食事を食べようとしていた時、料理にはライバルに仕込まれていた毒が仕込まれていたそうです。その時、弟子が飼っていた犬が同席していたそうなのですが、料理を見たら犬の動きが突然変わって、食事に飛びついて犬が料理を食べてしまいました。
蓮如上人は助かったのですが、犬は命を落としてしまいました。自らの身代わりとなってくれたことに、感謝の気持ちを表して、蓮如上人は犬を供養するために、手厚く埋葬して、この地に欅が植えられたそうです。今は欅は立派に育ち、街のシンボル的存在となっています。
【大津市が構想する愛犬都市計画】
この話があることから、大津市は「愛犬都市計画」があるそうで、犬と一緒に入れるカフェや宿泊施設、散歩施設などを作って、犬を大事にする都市、愛犬人が集う街にしたいという想いがあるそうです。
蓮如上人を守った犬の話が、現代に受け継がれ、愛犬と豊かに暮らせる街の構想にまで至るのは、とても素敵な話だと思いました。
動画はこちら↓↓
アクセス
〒520-0054 滋賀県大津市逢坂2丁目9−15
京阪電気鉄道京津線 上栄町駅より徒歩約1分