聖蹟桜ヶ丘と言えば、ジブリ映画『耳をすませば』の舞台となった地域。


もともと監督の宮崎駿氏が住んでいた場所だそうで、自然豊かな環境と閑静な住宅街が広がっているエリアです。ジブリファンは聖地巡礼で、『耳をすませば』の舞台となった場所を巡るそう。
写真は「いろは坂」↓↓

映画の舞台に選ばれたことに加え、パワースポットとも呼ばれているので、聖蹟桜ヶ丘の神社と言えばこちらを挙げる方が多いです。
金毘羅宮(金毘羅神社)

劇中では杉村の告白シーンで登場しました。ジブリファンの聖地のひとつです。実際にGoogleで「聖蹟桜ヶ丘 神社」と調べると、金毘羅宮のことがずらりと出てきますね。映画そのまんま、こじんまりとした神社で、私は個人的に金毘羅宮が好きになりました。
そして今回お伝えするのは金毘羅宮ではなく、こちらの神社。

名前は関戸九頭龍神社と言います。
九頭龍神社が多摩に?はじめてここを知った時、興奮したことを覚えています。聖蹟桜ヶ丘に行くなら、この関戸九頭龍神社を知っておいて間違いはありません。
九頭龍神社とは?

日本各地にある九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ)をご祭神とする神社です。
長野県諏訪にある戸隠神社の九頭龍社のほか、東京檜原村、神奈川県箱根などが有名。そのほか、全国各地に分社があります。
ご利益:雨乞い、縁結び、心願成就、水難除け、金運、五穀豊穣、商売繁盛、虫歯平癒など
関戸九頭龍神社の歴史

創建:不明
中世のある大洪水の折、川上から関戸大河原の地に九つの頭を持つ龍のようなものが流れ着き、それを御神体として奉斎したのが当社の始まりと伝えられ、古からの多摩川の洪水、氾濫の際にも当社が水没することはなかったことから、多摩川の水神として近郷の崇拝を集めている。
また、当社は子供の虫歯を和らげる御神徳があるとして尊崇されており、祈願のお礼参りには山の萩を束ねて供えたという。なお、言い伝えによると龍に似た赤い兜をかぶった白蛇がしばしば境内に現れたということである。
現社殿は、昭和58年道路拡張により、かつての鎮座地大栗橋北側の大河原の地(関戸1523番地)より遷座したものである。
-境内の案内板より-
関戸九頭龍神社で感じたこと

多摩川を守護する水神として古くから祀られている神社。地元の人を中心に信仰されている場所です。
ただの無人社のように見えますが、かなり格式が高い神社です。それもそのはず、九頭龍大神は龍神の中でも高位の龍。私が参拝した時は威圧されているような感覚を受け、実にパワフルでした。
龍神は人と人の縁を紡ぐ役割があります。そのため、新しい出会いを探している方はもちろん、一度関係を持った異性とやり直したい復縁の願掛けにも良いです。
すべての龍神共通ですが、龍神はがむしゃらに努力する人を応援する所があります。ただの復縁の神頼みだけで行くのはご法度で、きちんと何の努力をするのかを、参拝の時に伝えてください。
努力も曖昧な表現ではNGではっきりと伝えるのがポイントです。
悪い例:綺麗になって彼を振り向かせます。
良い例:体脂肪を10%代まで落とします。そのためにジムへ行きトレーニングを続けます。
龍神のお供えは梨、林檎などの果物をお供えすると喜ぶのですが、こちらの神社はお供えするスペースがありませんでした。
水神だけあって、雨の日に参拝するとご神気が強く感じられます。傘をさしたり、レインシューズを履いたり、少し大変ですが、あえて雨の日に参拝に行くのもおすすめです。
参拝時に雨が降るのも龍神の歓迎サインですね。
アクセス
アクセス:〒206-0011 東京都多摩市関戸4丁目
京王線 聖蹟桜ヶ丘駅より徒歩3分
駅から近く歩いて参拝に行くことができます。道の途中にある木の茂みが目印。この神社に由来があると思うのですが、隣の公園は九頭竜公園と言います。
動画はこちら↓↓