東京都十条と言えば、「十条銀座商店街」「十条中央商店街」「十条富士見銀座商店街」の三つの商店街が連なっている、買い物天国と言われるエリア。テレビ東京『アド街ック天国』で紹介された時には激安商店街として紹介されていました。

一言で言えば下町の良き商店街。肉も魚も野菜も周辺のエリアと比べてかなり安いです。
私の両親が十条の社宅に住んでいたことがあるようで、小さい頃からよく連れていってもらっていました。
日枝神社とは?
最初に日枝神社についてです。
日枝神社は大山咋神をご祭神とする山王信仰の神社。大山咋神は、山の神のほか、五穀豊穣の神、工事安全の神、酒造りの神としての一面もあります。


日枝神社と聞くと東京の赤坂にある日枝神社が本宮だと思われがちですが、実は埼玉県の川越にある日枝神社が本宮です。埼玉の川越の日枝神社から太田道灌が江戸城築城の際に、赤坂の日枝神社に分配したと言われています。
赤坂の日枝神社は江戸城の鎮守神、東京の有名パワースポットとして知られているので、別格として認識する人が多いのかもしれません。
十条の日枝神社について
そんな日枝神社の分社が十条にあります。

創建年代:不詳
ご祭神:大山咋神
※王子神社の境外神社です。
十条 日枝神社の参拝で感じたこと

神社には秩父の三峰神社のようにピリピリとした鋭い気が発せられている場所、福岡にある宗像大社のように優しい気が発せられる場所など、神社によって感じることが異なります。
十条の日枝神社の境内はアットホームで優しい気で満ち溢れています。おじいちゃん、おばあちゃん家に訪れる時のような、どこかほっとして、懐かしい気持ちになれる場所ですね。
金運上昇のご利益が強く、「親しみやすい」という表現が一番しっくりくると思います。そのほか健康祈願のご利益も強いのが特徴。
金運関係で何か祈願をしたい方におすすめです。

私が訪れた時は親子連れ、買い物帰りのお年寄りなどが訪れてていること、榊も新鮮なものが供えられていることから、地域に愛されている神社だと思いました。
商店街を曲がった住宅街にある神社ですが、参拝する人はそれなりにいるようです。

参拝すると何かに包み込まれるような優しい感覚が。八方塞がりになっている時や気持ちが弱っている時の参拝にもぴったりです。
また、境内には庚申塚があり、青面金剛像が祀られています。

とある時の話。
私が商店街で買い物を済ました後に日枝神社に立ち寄りました。「ワイワイ」「ガヤガヤ」と子供達の声といくつかのパイプ椅子が!
参拝時に「何かあったんですか?」と聞くと、縁日が開かれていると言うではありませんか。縁日は年6回ある庚申の日に行われるようです。特定の日に参拝に行くのも良いでしょう。
十条 日枝神社のアクセス
住所:東京都北区十条仲原2-6
JR十条駅より徒歩約8分
十条駅北口より十条銀座商店街へ向かい、そのまま富士見銀座へ向かいます。星豆腐店を右折した先に日枝神社があります。
日枝神社、行ったことあります!
良い神社ですよね。