みなさん、こんにちは。
時雨です。
今回は、静岡県下田市に旅行に行った時の小話をしたいと思います。

柃を知っていますか?
個人的なことなのですが、私は海で泳ぐのが好きで、暑い時期になるとシュノーケリングに行くことが多いです。下田の海は抜群の透明度を誇る海岸「ヒリゾ浜」を筆頭に、透明度が高い海で知られているエリア。

幕末時代には、ペリーが下田の海を眺めて「変化に富んだ風景は美しい」という言葉を残していた、記録が残っているそうです。
下田では「外浦海水浴場」「田牛海水浴場」の付近で遊泳を楽しみました。透明度の高い白砂のビーチは感動もの。また、あの感動を味わいたいなあと思っている次第です。
浜で泳いだ後、お土産を買ったり、神社仏閣へ寄ったり、食事をしたり、ぶらぶらしようと思って、伊豆急下田駅の街を歩いていた時のこと。都内では珍しい無人販売所があったので立ち寄った所、大きなバケツが三つ置いてあり、「柃(あくしば)」と書かれていました。

※無人販売所の写真がユーチューブのサムネイルしかありませんでした。
「柃」ってなんだろうと思ってそのバケツを覗いた所、どうも私がいつもよく見る植物のような…。
柃について
「柃」とは葉の縁に細かいギザギザ、関東地方を中心に神棚でもお供えされる、ひ榊のことでした。

ひ榊をあまり知らない方のために簡単に解説すると、ひ榊とは本榊の代用の植物のことです。
本榊は寒さに弱く、温暖な気候を好むため、古くから関東以南での栽培が盛んだったそうです。一方でひ榊は寒さに強いため、東北地方などの寒冷地でも自生することができます。そのため、本榊が手に入らない地域では、ひ榊を代用として、古くから神棚にお供えしてきました。
本榊の栽培が盛んな地域では、ひ榊そのものを見たことが無い方も多いと思います。こちらの無人販売所では「あくしば」と記載されていましたが、地域によっては「れい」と呼ばれることもあるそうです。
ひ榊は地域によってさまざまな呼び名があるのですね。
和歌山の榊農家さんに見学へ行った時のことですが、和歌山ではひ榊のことをびしゃこと呼び、お墓参りなどでも使われることがあるそうです。
またひとつ勉強になった日でした。
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