お稲荷様が降臨した地と言えば、京都の伏見稲荷の背景となる、稲荷山山頂の話が有名ですが、東京都板橋区にも、稲荷降臨の地として知られる稲荷神社があります。
神社の名称は「稲荷神社」なのですが、他の稲荷神社と区別するために、中台稲荷神社(なかだいいなりじんじゃ)、若木稲荷神社(わかぎいなりじんじゃ)と呼ばれることもあります。
(以下、中台稲荷神社と呼びます)。
今回はそんな中台稲荷神社の記事です。
中台稲荷神社について


ご祭神は伏見稲荷大社と同じく宇迦之御魂神(うかのみたま)です。
ご利益は開運招福、厄除け、五穀豊穣、商売繁昌、産業興隆、家内安全・交通安全・芸能上達など。鳥居を潜ると、神域と呼ぶに相応しく、気持ちが引き締まる神社です。境内には本殿のほか、椋(むく)の木とその下に鎮座する御嶽神社があります。
中台稲荷神社の由緒について
神社の創立年代は不詳。当社の境内は、稲荷大神が降臨した場所と伝えられ、「稲荷渡」と呼ばれていた。江戸時代は、中台村の鎮守で、延命寺(中台三丁目)がその別当(管理者)にあたっていた。
神社に伝わる「四季農耕図絵馬」は、明治十八年(一八八五)氏子の中台東組によって奉納されたもので、一年間の農作業の様子が「田の荒起し」から「代かき」「苗とり」稲の収穫後の「まつり」まで順次描かれている。江戸時代から明治時代にかけての付近の農家の暮らしぶりが分かる貴重な資料として、昭和五十九年、区の有形文化財に指定された。
板橋区教育委員会掲示より引用

中台稲荷神社の椋の木と御嶽神社

境内のご神木と言える巨大な椋の木は、板橋区の天然記念物として指定されています。参拝に行った時は御嶽神社にも合わせてお参りをしましょう。
中台稲荷神社の椋について
樹種、むく(ニレ科)。樹高、約二十五メートル。目通り、約四百六十センチメートル。根回り、約五百八十センチメートル。樹齢、不明。
このムクは「稲荷越の大木」と呼びならわされて、中山道と川越街道を結ぶ間道の目標ともなり地域の人々に親しまれてきた。また航空路の目標として、白十字のしるしを頭上高くかかげていた時期もあった。
現在の樹姿は上部の枝が切られ、自然樹形はそこなわれているが、直立する主幹は堂々としている。
ムクの木は、最近都市近郊ではあまり見られなくなった樹種で、関東以南の暖地のやや湿り気の多い地に自生する。このような樹種の巨木が残っていることは珍しい。
平成六年度、板橋区登録文化財の天然記念物(名木・巨樹・老樹等)とした。(板橋区教育委員会掲示より)
余談ですが、この付近にある大型公園「城北公園」には桜川御嶽神社があります。御嶽神社はお犬様好きにぴったりの神社。好きな方はそちらも参拝へ行くことをおすすめします。
中台稲荷神社へのアクセス
中台稲荷神社が鎮座する若木は、坂道がきついエリアとして知られています。あまりいないかも知れませんが、自転車で行くと、坂道のアップダウンがかなりきついです。上板橋から徒歩で行くか、バスで行くのが賢いかもしれません。
東武東上線「上板橋駅」 徒歩約10分
東武東上線「ときわ台駅」より国際バス練馬行「若木小」 徒歩約0分
都営三田線「志村三丁目駅」 徒歩約25分
住所:〒174-0065 東京都板橋区若木1丁目13−1

コメント