
昼も夜も参拝できる珍しい神社です。ただ、夜に行くとまっ暗かもしれません。
埼玉県の所沢市には全国的に見ても珍しい、太陽神「天照大神(あまてらすおおみかみ)」と月の神「月読(つくよみ)」を一緒に祀っている神社があります。名前は日月神社(じつげつじんじゃ)と言います。

神社参拝は早朝~昼に行くのがベスト。理由としては早い時間の方が、神仏の気=ご神気が強くなるからです。逆に夜に行くと、神仏の気が弱まっているため、変なものが寄ってくることが多くなります。
では、なぜ神社には変なものが寄ってくるのでしょうか?
神社では多くの人が神様に向かって祈ると思います。願い事は人それぞれ。「恋人が欲しい」「お金が欲しい」「病気を治したい」「就職したい」など、切羽詰まっている時ほど強く願うことでしょう。
それらの願いは神様に対して「助けて欲しい」という救いの気持ちでもあります。救いの気持ち(助けて!)を外に放出すると、それに反応する霊が集まってきます。神社やお寺は救いを求める霊が集まりやすい場所と言えばわかりやすいでしょうか。
パワースポットと心霊スポットは表裏一体な訳です。ただ、先に伝えたように昼の神社は神仏の気が強いため、変なものが入ってこれません。
夜は神仏の気が弱くなるので、変なものが入ってきやすくなるという訳です。私も師である山伏からは、「夜の神社はいくな」と注意を受けたことがあります。
ただ、月読が祀られている所は別です。
先に伝えたように、月読は月を司る神様。夜の方がご神気が強くなる性質があるのです。
日月神社は、天照大神と月読がご祭神。
朝から昼に行けば天照大神のご神気が強く、夕方から夜に行けば月読のご神気が強くなります。そのためいつでも参拝できる神社となります。
ご利益:国土安泰・子孫繁栄・五穀豊穣・開運、縁結び・恋愛成就、学問向上、海上交通安全、水難除など





日月神社で感じたこと
無人社ですが、かなり格式が高いと感じる神社です。
一言でいえば「高貴」です。
東京で言えば白金のような雰囲気。無人社で外見は飾りっ気はないが、祈りを捧げると気品が溢れていると言えばわかりやすいでしょうか。天照大神が祀られている神社は全て格式が高いですが。
人によってかなり好みがわかれる場所ではないでしょうか。
好きな人は「また参拝したい」となりますし、合わない人は「二度目はいいかな…」となると思います。
私は昼に行きましたが、次は夜に行ってみようかと考え中。
また、日月神社には「とんぼのやどり木伝説」というものがあります。こちらもご紹介しておきましょう。
とんぼのやどり木伝説

「住宅街にあるごく普通の神社であるが、その境内には立ち枯れてしまったケヤキの御神木がある。かつてこのケヤキの木の途中からエノキの木が生えていて、なかなか有名なものであったらしい。そしてこの不思議な様子の木には、ある伝説が残されている。
この秋津村には、無理難題を言って家臣を困らせていた殿様があった。ある時、自分の年齢と同じ数の蜻蛉を捕ってくるよう家臣に命じた。ところが集められた蜻蛉の数が1つ足りない。怒った殿様は日月神社に行って、「もし本当に神の力があるのなら、このひとかたまりの蜻蛉を、御神木の木の股から別の種類の木にして生やしてみせろ。出来なかったら祠を取りつぶす。出来たならもう無理難題は言わない」と言い放って、御神木に蜻蛉を投げつけた。
すると途端に、ケヤキの御神木からエノキが生えてきた。蜻蛉がエノキの寄生木に変わったのである。それと同時に、殿様は無理難題どころか声を発することが出来なくなってしまったという。」

写りが悪いのですが、本殿裏に御嶽社、愛宕社、稲荷社があります。
動画はこちら↓↓
アクセス
〒359-0038 埼玉県所沢市北秋津367
JR所沢駅より徒歩約15分