【神棚】御神酒を捨てない方がいいという話

神棚に御神酒をお供えした後、どうしていますか?

そのまま捨ててしまう方もいれば、料理に使ったり、酒を楽しむ方もいると思います。

私個人の見解としては、「御神酒を捨てるのはもったいない」と伝えたい。今回はそんな御神酒の役割についてや、御神酒をお供えした後のことをお話します。

目次

御神酒について

御神酒とは、神社や神棚で神様にお供えするお酒のことを言います。

御神酒が特別な理由については、日本の社会や精神の基盤となる作物「米」を原材料としているから。日本の歴史は「米と治水の歴史」とも言われており、国や村の仕組みは稲作を中心に発展しました。

というのも、約2,500年前には日本で稲作が始まっていたのではないかという研究結果があり、南は九州からはじまり、北は青森まで、米作りが全国的に広がったそうです。

米は「神様の授かりもの」として特別な作物。古来より日本では米の豊作や自然の恵みを神様に感謝する習慣があったので、水と米から作られる御神酒は神様と人を繋ぐ神聖なものとして扱われてきたのです。

【日本神話では】

712年に完成した歴史書『古事記』、720年に完成した歴史書『日本書紀』には、太陽神である天照大神(あまてらすおおみかみ)が人々のために、稲穂を授けたという話が残っています。

神話の中では天の上には神様の世界があると言われ、天照大神は、地上で暮らす孫の邇邇芸命(ににぎのみこと)に稲を渡し、「この稲で人々を養うのです」と伝えました。その瞬間、天井から光が地上に降り注ぎ、自然、人、神様が繋がる祈りの道が生まれたとされています。

文明が発達していなかったころから、「米は天照大神からいただいたもの」と認識して、昔の人はお米を作り続けてきました。そんな御神酒が日本全国の神社や神棚でお供えされているのは、ごく当たり前のことなのかもしれません。

御神酒のお供えの仕方について

お供えの方法は二種類あります。

①日本酒を「瓶子(へいじ/へいし)」と呼ばれる陶器に入れて、お供えのお米の両脇に置く

※瓶子の蓋を外すのが正しい置き方と言われています。

②日本酒のパックやボトルを神棚にそのまま置く

お供えの方法としてはどちらも正解であり、お好みで選べば問題ありません。①の置き方をする場合、できれば御神酒は毎日新しいものに変えたい所ですが、毎月1日、15日に交換する、1週間に1回は交換するなど、自分の中でルールを決めると良いです。

特に暑い季節になると、お供えの日本酒が腐りやすく、放置していると悪臭を放つこともあります。パックやボトルの日本酒でしたら問題ありませんが、できるだけ交換頻度を高めた方が良いです。

【御神酒を下げるタイミングについて】

月のはじめ、月の終わり、季節の変わり目など、新しい御神酒を交換するタイミングに決まりはありません。

お供えした後の御神酒の使い方

神社や神棚にお供えした後の御神酒は、神様の力が入っていると考えられています。神社で祭を開かれた時、は地域の氏子達が集まって、御神酒を飲み、ご利益をいただきます。

神様にお供えしたお酒は「お下がり」と呼ばれ、飲んで神様のご加護をいただくまでが御神酒の役割と言えるでしょう。

そのほか、御神酒はいろいろなことに使えます。

そのまま飲む/舐める

神棚にお供えした御神酒をご自身や家族に振る舞います。

御神酒が飲めない方は、指で軽く舐めるだけでも良いです。願掛けをするという意味で、何か大切な場面、例えば就職面接や資格試験の朝など、御神酒を舐めて神様のご加護をいただいてから、場に向かうのも良いです。

料理に使う

御神酒を料理酒として使う方法です。煮物へ使ったり、汁物のベースの味を調えたり、肉や魚の下味として使ったり、調味料として料理に加えましょう。あまりにも古い御神酒は料理に使うのに適しません。感謝の気持ちと共に洗い場に流すことをおすすめします。

浄化用として

【掃除に使う】

水と適量の御神酒を混ぜて、拭き掃除用に使います。御神酒は浄化の力がありますから、空間のお清めにとても良いです。御神酒だけで掃除をすると、床などがべたついてしまうため、水で薄めるのがポイントです。

【土地に撒く】

御神酒をご自宅の庭や土地に撒く方法です。少量ずつ、土地の全体に行き渡るように撒くのが理想です。

【お風呂に入れる】

御神酒をお風呂に適量入れて入浴する方法です。塩や榊を湯に入れてアレンジしても良いですね。やや熱めのお湯(42度~)入浴するのが好ましいです。

動画でもお話しています。

動画はこちら↓↓

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この記事を書いた人

榊研究家/榊セラピスト/YouTuber/鑑定
立正大学心理学部臨床心理学科卒

霊障を発作し、それによる引きこもりの経験あり。
山形・出羽三山神社の山伏に榊を使った浄化法を学び、救われた過去を持つ。今は元気。
書籍:飛鳥新社『悪い気は植物が吸ってくれる』
飛鳥新社『神様がいる神社 いない神社』
神社鑑定、神棚鑑定、第六感を使った鑑定、執筆などがメイン。

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