今回は神棚の神具のひとつ「鏡」についての内容です。神具とは、神様を祀るために使用される道具や器具のこと。神棚に鏡を置くのも、置かないのも自由ですが、私は置くことを推奨します。
神棚に鏡を置いた方が、神様との繋がりも深くなりますよ。
神棚の鏡について

神棚の鏡は神鏡(しんきょう)と呼び、主に三つの意味があります。
- 神様の依代(よりしろ)としての役割
- 鏡を通して自分を見つめ、曇りなき、綺麗な心で神様にお参りするため
- 太陽神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)との繋がりを持つため
天岩戸の神話では、鏡は天照大御神を岩戸から外へ誘い出すために使われています。
【鏡の配置場所について】
神棚の手前中央に置きます。そこまで神経質にならなくて良いのですが、参拝する時に自分の顔が映る位置に置くのが理想です。
【鏡のお手入れについて】
神棚を掃除しないで、ほこりや汚れそのままにしておくと、祈りの質が低下したり、神様との繋がりが弱くなります。
鏡も同じで、できるだけ綺麗な状態で置くようにしましょう。
鏡は曇ったり、傷つきやすいので、定期的にお手入れをしてあげましょう。鏡面のほこりを払ったり、柔らかい布で綺麗にしてあげると良いです。
【やってはいけないこと】
鏡のほこりを吹き飛ばそうとして、ふっと息吹きかけない方がいいです。息が鏡面について目に見えない汚れがついてしまいます。また、傷がつく恐れがあるので、ゴシゴシと強くこすったりするのも良くありません。
神様に向き合う誠意が鏡にあらわれます。
【鏡はどこで手に入るのか?】
神具店のほか、大きめのホームセンター、ネットショップなどで手に入ります。私個人としては、神社の社務所で扱っているのは見たことがありません。
鏡が必須な神社/神様について

神棚で大切なのは祈りの質をあげること。祈りの質とは、「神様に対してどれだけ敬意を持って祈れるか」ということです。
鏡を置くことは、神様に対して敬意を払うことなので、祈りの質があがることに繋がります。
【祈りの質をあげる行為】
- お気に入りの神社の神札を祀る
- 神様が喜ぶお供えものをおく
- 神様に関連する神具を置く
- 感謝の気持ちを持って祈る
【祈りの質を下げる行為】
- 感謝より欲望優先で祈る(※お金が欲しい、恋人が欲しいなど)
- ネットで調べた著名な神社を祀る(※思い入れがない神社を祀る)
- 崇敬神社の数が多すぎる(※八方美人になっている)
この鏡を置くのが必須ともいえる神様がいます。
鏡があると、ないとでは、神様との繋がりが大きく変わる、と言えばわかりやすいかと思います。
【神明社、神明宮系列の神社を祀っている方】
神棚は天照大神、氏神神社、崇敬神社を祀るのが基本です。天照大神を祀る時点で鏡は必須なのですが、そこに加えて、氏神神社、崇敬神社で神明社、神明宮系列を祀るとなると、さらに鏡は重要な神具となります。
天照大神について
日本神話に登場する女神。
『記紀』においては、太陽神、皇祖神、巫女の3つの性格を併せ持つ存在として描かれている。女神と解釈され、高天原を統べる主宰神である。神武天皇は来孫。太陽神、皇祖神、農耕神、機織神など多様な神格を持つ。天岩戸の神隠れで有名な神で、神社としては三重県伊勢市にある伊勢神宮内宮(神宮 皇大神宮)が特に有名。
【石凝姥命(いしこりどめのみこと)を祀っている方】
鏡や鋳造の神様として知られています。奈良県にある鏡作神社などで祀られている神様ですね。神様に関連するものを置いたり、お供えするのが、神様との繋がりを深めるポイントです。
石凝姥命について
日本神話に登場する女神。作鏡連かがみづくりのむらじらの祖神、天糠戸あめのぬかどの子とされている。『古事記』では伊斯許理度売命、『日本書紀』では石凝姥命または石凝戸辺いしこりとべと表記されている。
岩戸隠れの際に八咫鏡を作った。ちなみに日前神宮・國懸神宮(和歌山市)には八咫鏡に先立って鋳造された鏡である日像鏡ひがたのかがみ・日矛鏡ひぼこのかがみがある。日像鏡は日前神宮の神体、日矛鏡は國懸神宮の神体となっている。
【玉依姫命(たまよりびめ)などを祀っている方】
女性神や、美の神様を祀っている方は特に鏡は置いた方が良いですね。玉依姫命(たまよりびめ)は千葉県の玉前神社などで祀られている神様です。
動画でお話しています。
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